7月の染谷家の植物たち
皆さんこんにちは。暑い夏がやってきましたね。いかがお過ごしでしょうか。
こんな暑いなか、お庭にヤマユリが咲きました。

ヤマユリはユリ科ユリ属の多年生植物だそうです。日本特産のユリで、夏に咲くお花。

学名は「Lilium auratum Lindl(黄金色のユリ)」というそうです。
山深いところにこんな真っ白な花が咲いていたら、黄金に見えなくもなさそうです。

このヤマユリいつ頃に植えられたのかご当主に伺ったら、いつの間にか自然と生えてきたそうです。自然の力って凄いですね。

ヤマユリが咲いた同じころ、染谷家では他にも咲いた花はいくつかあります。

クチナシの花も咲きました。
アカネ科クチナシ属で、和名である「クチナシ」は、諸説ありますが、果実が熟しても裂開しないため、口がない実の意味から「口無し」という説だそうです。
もう一つは、上部に残るガクを「口(クチ)」、細かい種子のある果実を「梨(ナシ)」として、クチのある梨の意味をもつ説があるそうです。(Wikipediaより)
クチナシの花ってとても甘くて優しい香りがしますね。少し、プルメリアとかジャスミンに似てる感じがしました。

同じ八重咲の花になりますが、モクレンの花も咲いていました。

白い花ですので「シロモクレン」。
クチナシと同様にモクレンも日本や中国といった同じような国々で分布していて、やはりこちらも薬にしていたそうです。
残念ながらモクレンはもうおわりの時期だそうです。

何の実か分かりますか?

正解は「ザクロ」です。
まだ染まっていませんが、食べごろは9月~10月とのこと。
ザクロは下痢や赤痢の治療薬になります。
染谷家の植物をこうして撮影して紹介していて感じることは、口にできる植物が多いことです。特に薬となる植物が多いと感じます。
これは、あくまで私の憶測に過ぎませんが、おそらく昔の染谷家では薬を作っていたんではないでしょうか。
染谷家にそうした古文書があるのかは分かりませんが、歴代のご当主はとても博学で探求心旺盛な方々が多いので、家庭医学的なものを学び、自宅の庭で薬となる植物を育て、さまざまな方法で薬をつくっていたかもしれませんね。
そんなことに思いを馳せると浪漫が広がります。
染谷家の植物はまだまだありますので、またご紹介させていただきます。
暑い日が続きますのでどうぞご自愛ください。